■バケーション!リゾートへ行こう(海岸編) の巻


そんなわけで、俺はカイトを誘ってバケーションにやってきた。
これでもかってくらい楽しませて油断させ 好感度を上げるつもりだ。



「やっと着いたな。まずは俺の国の挨拶をさせてくれ。
これは習慣であって触りたいわけじゃないから安心しろ」

「‥‥はぁ」



浜辺で寛ぎリラックスさせた後は



釣りをしたり、



砂でお城を作ったり、

「楽しいか?」

「うん、はい。すごく」

「良かったな。俺も掘ったり掘られたりは大好きなんだ」

「はぁ」



プールで泳いだり、

「待てよーカイトー!」

「あははは、俺の方が速いですよー!」

「言ったな、こいつぅー!あははは」

「うふふふふー」





バレーボールをしたり‥‥

「俺の友達で球技の上手い奴がいるんです。バレーとかドッヂボールとか。
毎日筋トレして、すげーいい体してて‥‥」

「そいつ、どういう友達? ほんとにただの友達? 怒らねぇから正直に言え」

「はぁ?」



目一杯汗を流した後は、当然ジャグジー。リゾートの醍醐味だ。

「お、眠いのか? もう寝るか?」

「はぁ、すいません」

「気にすんな、疲れてんだろ。ところで今日はすっげー混んでてさ、
泊まるテントが一つしか空いてなかったんだが、一緒でいいよな?
男同士だし気にしねーよな? な?」

「‥‥‥」




「カイト‥‥中に入れよ。何もしねーから‥‥‥多分‥‥;」

↑ジンはもうテントの中。
頑なにテントの中で眠ろうとしないカイトさん。すっげー疲れて眠いのに。
ついにこの後、ダウンして外の地べたで寝てしまう始末。さすがにガード固いな;




次の日も俺たちは、お互いを語り合い親交を深めまくった。
カイトと話していると時を忘れるほど楽しい。



場所すらも忘れるほど楽しい。



「ところでお前、何でそんなに厚着なんだ?」

「さっき海辺から冬山に移動したじゃないですか。
ジンさんこそ水着で寒くないですか?」

「そうだっけ;」

そうなんです、すいません;




(いつの間に移動したんだ。俺も歳かな?)

(‥‥‥眠い‥‥。)





次号、「バケーション!リゾートへ行こう(冬山編)」の巻

(050502)
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