カイト日記番外編・かんり的コミケ初体験記 その2
「コミケ66」 2004年8月13日〜15日 於東京ビックサイト 通称夏コミに行ってきましたよ。




■一日目
諸注意通り、昼頃に着く。体調的にも丁度いい。勝手知ったるビックサイトが何やら大変な事になっていた。すンげー人である。階段あがって入り口手前のただっ広い広場が人で埋め尽くされて地面が見えない。やや、最近モーターショー行ってないけどさ、ここまでの人出ではなかった気がするなー。スゴい。スゴい。でもゾロゾロ波に乗って移動すればそれ程苦痛ではない。開場前後はどうか知らないけどさ、みんな行儀良かったよ。んでね、皆楽しそうだ。ビックサイトで、こんなに来場者が楽しそうにしてるイベントって見たこと無い気がする。しかしクドいようだがスゴい人である。建物内は十分に冷房が効いているのだろうけど人いきれで暑い。歩いてるだけで汗をかく。暑いの苦手な人は大変だろうと思う。それにしてもこれだけの集客。経済効果がハンパじゃないだろう。相当な利権が絡むはずだ。カタログの売り上げだけでもかなりの利潤だ。改めて有限会社コミケットとはどういう会社なんであろうかと思う。ちょっとイヤらしい事も考える。若者のパワーに巣食い甘い汁を吸う大人(企業)の構図(笑)。さぞかし容易かろう。だとしたら若者はお客様であるのに力関係として企業側が強すぎるような気もする。でも皆楽しんでるからいいかとも思う。

ホールに入ろうと思ってマジ驚いた。カタログを持っているかどうか、ノーチェックである。え、え、え??カタログが入場チケット代わりなんじゃないの??マジですか‥‥マジ無料ですか‥‥‥カタログ購入強制は建前でカンパ的な意味合いですか‥‥。もしかしたら本当に有限会社コミケットは善意で損得勘定なしにこのバカみたいにドデカイお祭りを開催してるんであろうか。これだけの規模。プロの、それも大手の広告代理店かイベント屋が絡まないと無理な気もするけど、そういった力を借りてるにしろ借りてないにしろ、本当にアマチュア達に作品の発表の場を提供するという善意の発想に基づいて開催してるんであろうか。えー信じられないっ!こんなに巨額の金が動くのに、そこに人間の善意が働くなんて信じられない。信じたい。信じたいけど信じられないよ。管理人はいい歳した嫌な大人です。日本は資本主義国家ですからね。全ての民間企業は利益を追求するのが善とされてる国です。国として資本主義を謳っている以上、間違った事ではないのです。その中で、これだけの金が動かして尚、100%とは言わなくても人間の善意と創作に対する情熱を失っていない主催者の人たち。(管理人の知らない裏の事情が無ければ)全くスゴい、信じがたい、尊敬されるべき方たちです。何か皮肉な物言いになってしまい申し訳ない。主催者の方たちの苦労の歴史をよく知る人にとっては甚だ不愉快であろうと思う。しかし初めてコミケに触れた者から見れば善意、無償の労などの甘美な言葉を疑いたる程の規模であり、まただからこそ、その善意が真実であれば更に一層の尊敬と感謝を受けるべき方たちであると言いたいのです。

カタログがノーチェックだった事に非常に気分の良くなった管理人。さっそく目当てのホールに入ります。「東3」の「イ」の列。とっても分かりやすい。広いホールに整然と並ぶ机。通路も広くとってあるし、サークルさん同士お隣を気遣いながらちゃんと棲み分けが出来ている。来場者も楽しそうだしマナーも守られてようです。やや、「東3」の「イ」の列辺りの事しか知りませんがね。そんな良い雰囲気の中で一人挙動不審だったのが管理人。「イ」の列、というか島をぐーるぐーるぐーるぐーる、ずーーっと回ってます。だってカイト本見逃したら大変じゃん; ジンが出てる本もちょっぴりだけどあったから、それも見逃したら大変じゃん; つーか他見ても分かんないしさ;; それに何か他のスペースは込んでそうだし。雰囲気違ってたりしたら怖いし; そんなんで13時頃に入って15時くらいまでの2時間。ずーっと「イ」にいた管理人。全く恥ずかしい奴である。いい加減出展者の方にも顔を覚えられてしまうと思い、ちょっと離れてはまた舞い戻る管理人。私は余り顔を上げずに本を見てるから出展者の方たちの顔って覚えないんですよ。自分が覚えなければ相手も自分を覚えてないと思い込んでる管理人、一体あの島を何周したんだろう(汗) あぁ思い出すだけでも恥ずかしい; 出展者の方たち同士でお話したり熱心に絵を描いてらっしゃる方もいたんで余り自意識過剰な事は書きたくないのですが、あれだけ何周もすれば「変な人;」って思った方も居ただろうな; けど皆さん、とても親切で笑顔で対応してくださいました。 でね、チラホラとカイトさんが登場する本を数冊扱ってるサークルさんがあったのです。ジンもチラホラ。加えてとても愛想良く対応してくださる。本の数も結構あるので色々見逃してるかもしれない。ドキドキドキ‥‥。聞いてみようか、どうしようか‥‥。まずは一冊購入。それによって何となくツカミはOKな気になる管理人。や、買わなくたって質問すれば快く答えてくれるとは思うんですが、管理人は嫌らしい大人なもんで;;; ドキドキドキ‥‥。

か: 「あの、カイト‥」

ここまで言ってカ―――――――――――――ッと顔が熱くなるのが分かった。
もぉホント、カ―――――――――――――ッである。
そんで気づいた。管理人はこれだけ毎日、毎時間、毎分、毎秒、カイトさん(とジン)の事で頭が一杯なのに、その名を人に向かって口にしたことは皆無だったのである。

恥ずかしい――――――ッッッ!!!!!!!!!!

いい歳して何やってんだ私っ!キャラの名前を声に出して呼ぶという初めての経験に動揺しまくりである。 しかし逃げるわけにもいかない。つーかおまいはドコの乙女だ。

「‥さん‥‥と、ジ、ンさ‥んの出てる本って他にありますか‥(ちょーシドモド)」

ぅおあぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!
馬鹿かよ、キャラに向かって"さん"付けかよぉぉ―――――――――ッ!!!!!!!!!!
言ってしまって顔中どころか体中熱い。もしかして今私、真っ赤であろうか;
でもやっぱりとっても親切な方でした。

「カイトさんとジンさん、両方が出てる本ですか?^^」

「あの、いえ、片方だけでも‥‥(モゴモゴ)」

「じゃあコレかなー」

「く、ください‥‥」

「ありがとうございますー。カイトさんとジンさんが好きなんですか?^^」

「‥‥はい(;;)」


はぁ‥‥。 本当に親切な方で良かった‥‥。ちゃんと管理人のこっ恥かしい発言に合わせて恥をかかせないよう"さん"付けで言ってくださるなんて。この場で言っても詮無いのですが、その対応だけでも行って良かった。楽しかったです。ありがとうございました(ぺこ)

いいだけハンタスペースを見た後は、幽白スペースへ。といっても同じ「イ」の列なんですが。結構数多いー。ハンタと同じくらいあるんではないだろか(汗) なんつーか、安心した。原作の連載が終わっても二次創作活動やってても大丈夫なんだって思った。管理人はさ、ハンターの連載が終わっても出来るならジンカイサイト続けたいもん。萌えが続けばの話だけど、飽きない限り続けたい。でも何か恥ずかしいっつーか、馬鹿みたいって思われたら悲しいなって思ってた。まだこんな事やってんのー?みたいな。お客さんもどんどん減ってさ。だぁれも来ないの。だからそうなったらジンとカイトをオリキャラにして設定変えて性格そのままで(人はそれをパラレルと呼ぶのであろうか;)、ジンの名前は「尽」とかにして、カイトさんは‥‥うーん、海斗とか快人とかありがちだから全く別な名前にしようかなーとか今から考えてて、普通にオリジナル小説装って続けようかなって思ってたんだけど、でも幽白が未だにこれだけの人気で続いてるなら私ももうしばらくこのサイト続けてもいいのかなって思って幸せでした。けど同レベルで考えていいのかどうかは分からないけど; ジンは本当にちょっぴりしか出てきてないし(これから出てくるかも甚だ疑問だし)、なんかカイトさんは季節限定の色モノキャラみたいな扱いだしさー;

管理人が幽白読んでた時はまだ掛け算の習慣が無かったので今更なんですが飛影受って萌えですね。私の中でジンと幽助は少し被ってるので幽×飛が良いかなー。蔵馬攻も良い。壊れてると尚良い。壊れクラピカ攻と通じるものがありますね。で、壊れた蔵馬に襲われる飛影たん可愛い。そんなんで幽白本もいっぱい買ってしまった。つーか日記にも書いたけど雷禅×幽助よいなー!絵がすごく素敵なのですよ。この方、サイトは開いてないのかなー。9月のオンリーには出展されるかなー。鬼のように手馴れたタッチ&コマ割なのでプロの方かもしれません。‥‥あ、やっぱり商業誌に描いておられますね(←調べた)。大手出版社の雑誌やコミックの中でもこれだけ画力がある方ってそういないんじゃないかな‥話も面白いし‥。もっと下手で詰まらない漫画、いっぱい有名雑誌に連載されてコミックにもなってる気がするよ。少女でも少年でも801でも。あ、でもちょー有名な方がペンネーム変えてたりとか?それとも忙しくなるよりマイナーでアングラな感じが好きとか‥‥。同人の世界は奥が深いです。

<本日の収穫>
カイトさん中心本1冊、カイトさんCP本2冊、ジンとカイトが脇役(?)で出てる本数冊
ヒソカ本、カスヒソ本(ヒソカ襲い受)、ヒソイルギャグ本、
レオクラエロギャグ本、オールキャラギャグ本
蔵×飛、幽×蔵、雷×幽

などなど数冊づつ購入しまして大満足だったんでした。

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..2004/8/19(木)