「じゃあご相談の内容をどうぞ!」
「はぁ‥‥‥あの、実は」
「うんうん」
「‥‥‥その、誰にも言わないで欲しいんですけど‥」
「大丈夫よ、守秘義務があるもの」
「で、悩みは? 私達30分で持ち場に戻らなきゃなの」
「そうなのよ、お昼休み利用した相談所だから。ごめんね」
「あ、すいません。実は俺‥‥‥すごく世話になった人のコトを、その‥‥あの」
「えー? ジンは別に気にしないと思うけど、世話になったとかそういうの」
「その前にジンは男でしょ。まぁ好きなら構わないと私は思うけど、その辺はいいの?カイト君」
「あ、ダメじゃないエレナ」
「え、なにが?」
「カイト君とか言っちゃって、声と相談内容でモロバレとはいえ一応匿名よ?」
「あーそうだっけ、カイト君ごめーんっ!」
「だからカイト君って言っちゃダメってばっ!」

(その前に相手がジンさんって決めつけんのヤメて‥‥; いや、その通りなんだけど‥‥;;)


(060729)
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